KOBASHI HOLDINGS株式会社

坂ノ途中と資本業務連携のお知らせ

~有機農業の課題を解決し、環境負荷の少ない農業を広げる取り組み~

 

KOBASHI x 坂ノ途中

 

 KOBASHI HOLDINGS株式会社(所在地:岡山県岡山市、代表取締役社長:小橋正次郎、以下「当社」)は、株式会社坂ノ途中(本社:京都市南区、代表者:小野 邦彦、以下「坂ノ途中」)への出資を行うとともに、業務提携について合意しました。本業務提携は、「地球を耕す」を理念とする当社と、「100年先もつづく、農業を。」というメッセージを掲げる坂ノ途中が本質的に呼応し化学反応が起きるだろうという小野代表と小橋の握手からはじまりました。

 坂ノ途中は、今後勃興が予測される有機農業の世界における、新たなサプライチェーン/バリューチェーンを創造する企業と言えます。提携農業者の約8割が新規就農者で、少量不安定な生産でも品質が高ければ適正な価格で販売できる仕組みを創り、今後はさらなる価値提供を計画しております。

 当社は、1910年の創業以来、農業機械メーカーとして農業分野の課題解決および食糧増産に取り組み、農業の機械化を推進してまいりました。そんな当社が、事業拡大を標榜する坂ノ途中と、このタイミングで業務提携することは、必然とも言えます。

【課題認識】
 一般的に、地球負荷が相対的に大きいさまざまな行為の一つに農業があげられます。欧州では古くからグリーン政策の下、さまざまな施策が実践されており、食の安定供給を前提にしつつも、環境負荷の極小化が世界的に求められております。日本においても、みどりの食料システム戦略のもと、高い注目が集まる一方で、圃場準備に労力がかかり、収量や品質が安定しない等多くの課題があります。特に除草剤を使わない「雑草対策」が技術的な課題と言われております。

【今後の取組】
 有機農業が抱える技術的な課題を、更に解像度高く理解することで、当社の作業機技術をベースにしつつ、適期かつ高効率な圃場作業の実現を目指します。例えば、深水管理による雑草抑制は有機農法の有力な一つと言われており、そのためには高低差がなく漏水しない深水管理等、圃場の環境条件を適切に整える必要があります。

<当社の技術が提供できる価値>
・漏水を防ぐ強固なあぜ作りへの貢献 :当社の製品を利用すると、耕うん部の横回転構造により、ドラムによる上面と側面に加え下層からの漏水を防ぎ、圃場の四隅まで前進で作業することが可能で、作業深さが安定し、漏水しやすい「あぜの繋ぎ目」を無くすことができます。
・高低差を無くす高精度の代掻き作業 :レベリングアイコンの活用で圃場の高低差を改善し、「タイヤ跡消しプレート」と「タイヤ跡消し爪」の相乗効果で作業後のタイヤ跡を消し、また電動エプロン加圧により、表層の鎮圧効果によって水持ちを高めることができます。

【コメント】
■ 坂ノ途中代表 小野 邦彦 氏

■ 当社代表取締役 小橋正次郎 氏

 当社は、引き続き「地球を耕す」を理念として、社会的・環境的課題解決に資する技術の実用化に取り組むとともに、持続可能な社会の実現を目指します。人々の生活および地球をより豊かにするため、地球に眠る新たな可能性を掘り起こし、地球規模の課題解決に挑戦していきます。

【坂ノ途中ついて】
社名  :株式会社坂ノ途中
本社  :〒601-8101 京都市南区上鳥羽高畠町56
代表者 :小野 邦彦
設立  :2009年7月
事業内容:新規就農者を中心とした提携生産者が栽培した農産物の販売
URL  :https://www.on-the-slope.com/company/

 

【お問い合わせ先】

KOBASHI HOLDINGS株式会社 広報部 宮下 TEL : 086-298-3111

 Email : press@kobashiindustries.com